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『老いる』ってことが怖い

特に老後
ご近所付き合いがあることはとても大切で、良い事と感じてる。
しかし、だからこそのトラブルもあるもの。

ちょっと姉様の『T』さんと、ちょっと姐さん気質の『A』さんは、若い頃気が合った様で、良く行動を共にしてたらしい。
なかなか発展的な方達で、きっと活動的だったのでは?と推測する。
距離的には近いけれど、町内会は違うという。

その後二人は幾霜を経て、すっかり白い物が増え、足腰にも衰えは隠せず、Tさんは透析の身になり、Aさんは転倒したかで、両大腿骨骨折、車イスの身に。
そしていつの間にか、行ったり来たりが遠い関係になってしまい、今日に至る訳です。

その後、両者「要介護認定」を受けるくらいに、不自由な身となったのです。
そして、担当ケアマネさんは違えども、私の仕事先の「デイサービス」の利用者としてリハビリに通うようになったのでした。
そう!ここで、偶然の再会と相成ったわけであります!

老いる』と言う事は、気の合う二人をも遠ざけてしまう事があるのですねぇ。
しかしながら、再会する事ができ、それを喜び、週に一度、ここで思い出話に花が咲き、お互いの元気な頃の活躍ぶりが偲ばれる逸話が飛び出る様になったのです。

車イスのAさんは、手芸全般が得意で何でも自分で縫ったり、編んだりできた人。
Tさんは、その頃作って貰ったセーターや小物を身に着けて来られて、Aさんの当時を褒めて話されるから、Aさんも嬉しそうで、全体に楽しげな雰囲気が漂う。

姉様のTさんは、後1.2年で90歳に手が届きそうながら、お話のテンポが良い!
同じことを何度も言う。(これは、短時間の間にでなく、来られる度にという位の頻度)
人の名前を覚えない。(覚えようとしない。と、言う方があたってるかも)
これくらいは、年齢と共によくあることで、認知症だからというのではなく、頭の方もしっかりなさっていて、ご近所さん達の何人かを、今も取り仕切っていらっしゃる。
常にリーダー的存在で来られた方なのだと思う。
そして、娘さん家族と同居されている。
老』を促進しない一番の条件!
常にまわりにお話相手がいるという環境で暮らしていらっしゃる。


一方5.6歳は若いAさんは、日中は一人。家族は、とても大事に育てたという息子さんが一人。コミュニケーションが良いようには感じられない。
多分誰とも喋らない日ってのがよくあるはず。
なかなか勝気な御性格と思われる。が、やみくもにわがままではなく、時に、自分の記憶、行動に対する衰えを嘆かれる。
確かに、時々「迎えに来る時間が遅い」とお怒りのことがあったり、少し辻褄の合わない事をおっしゃった後、「私はこの頃、頭がバカになってきた」と、自分に対して腹立たしい様子を見せることがある。

事件!?は先週起きた。
いつもの様に、スタッフが迎えに行って、車イスで来られた。
膝には「甘酒の入った段ボール箱」が乗っていた。そして、Tさんに渡すという。
いつものTさんに対する「お礼」かと思った。

ここには、本当はたくさんの『ルール』がある!
★スタッフは、利用者さんにお礼など貰ってはいけない。
(利用者さん達みんなの活動の場での仕事だから、1対1の時間はなく、これは無い事)
★利用者さん同志であっても、物やお金のやりとりはさせない様に!
(これは、ここにて週に1.2度逢うことで、だんだん仲良しになることがあり、阻止しきれないところがある)
★利用者さん達から、私用の用事を頼まれないように!
(これには、いつも悩む。ちょっとついでにやってあげられる事なのに、小さな事一つもトラブルの元になることがあるからということで、断じてダメである。この体じゃ買い物も大変だよなーと感じた私は、仕事帰りに買い物してあげて次週渡したのを見られて、厳重注意を受けた。)

あーあいくら、言われていても断りきれない時ってあるよなーなどと思っている。
断るのがすごく苦手で下手なのだ。

さーて、膝の上の物は「お礼」じゃなかったからややこしい。
何時かは不明ながら、甘酒談義に話が盛り上がったことは有った様だ。
Tさんも『甘酒』が好きということで、自分も買うに当り一緒に注文してあげようと思ったらしい。
どうも、本人は気を利かせたつもりだったのだ。

さて、Tさん。頼んだつもりもない『甘酒』をたくさん買って来られて、それも自分がお気に入りで飲んでるのと違うタイプ。
話が錯綜気味の中、しばし飲み方の話になり、タイプが違う事は、一部始終を見ていたわけでない私にも分かってきた。

結局、姉様Tさんは、「気を利かせて買っておいてくれたんだ」と言う事にして、Aさんにお代を払い、少々手間のかかるタイプだった為、ご近所仲間に分け、ここの施設で、お茶の時間に飲ませてと、二袋置いて行かれたということが、後で分かった。
Tさんは、良くも悪くも戦前育ちの気遣いのある人でもあり、おまけに江戸っ子気質のさっぱりしたところのある方なので、騒ぎ立てることなくトラブルにしなかったものの・・・いきなりの事だったから戸惑いを隠せないのも見てとれた。
以前から、Aさんの事を、気風の良い、太っ腹で気持ちの良い人だったと、Tさんは褒めていた。それはお世辞ではない気がする。

『老いる』って、人との付き合い、人との約束、守って当たり前の事が、普通にできなくなってしまうのかしら?
そうだとしたら、『老いる』のがとっても怖い。
体の自由が利かなくなるだけではないのか!?この事だけでも辛いのに。


約束』にはほかの事例があって、深く落ち込んだものである。
70代後半の品の良い『S』さんがいる。
この方、友人が訪問したいというので、日時を決めて、もてなしの用意をして待ったという。
ところが、一向に来られない。
体調でも悪くしてたら大変と思い、夕方連絡してみたら、な、なんと!!!
「あら、そんな約束してたの?そう言われれば、そんな気もするけれど・・・」と、約束をすっぽかしたつもりはなく、ご本人すっかり、すっぽり忘れていたのだという。

このSさん、おっとりした方で、「私達くらいになると、こんなことがたまに起こるのよ」って話された。

そうなんだ・・・
私も約束忘れて相手を怒らせたり、がっかりさせたりしてしまうことが無いとはいいきれない!
と同時に、すっぽかされることも多々あるかもしれないのか?

怒る訳にもいかないし、泣きたくなる。
辛いなー。
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