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IHクッキングヒーター (浸透編) その1

 今や、新築のキッチンでは、ガス調理器より、採用率高いです。
リフォームの際、ガスから、IHにしたり、ガス調理器だけの取替えで、IHになったりです。
私が、案内側にたって10年の間でも、ここまでには、いろんな事がありました。

 人々は、新しい物に対して、興味あるものの、受け入れるには慎重になるものの様です。

「リタイヤしたご主人が、家にいるようになり、自分でお茶を入れる様になったのは、良いんだけど、
湯を沸かしてる事を忘れて、何度もやかんをダメにしてるし、火事が心配で、落ち着いて外出できないの。なんか良い方法ないかしら!?」
 と相談されました。それで、IHを案内したところ、ミニリフォームとなり、採用決定となったのです。

 ところが、工事を進める先輩社員、上司も、喜ぶどころか、
「年配のお施主様が、使いこなせると思うのか?」
「クレームになったらどうするんだ?」
「きちんと、説明できるのか?」などなど・・・。
自分達が扱っているというのに、ひどく慎重になっていて、咎められる様な言われ方でした。
 私も、知識として教えられただけで、実際の体験はまだ無く、不安になってしまいました。
 その後、体験セミナーに参加する事ができ、
・鍋(反応する材質の物)を置かなきゃ、スイッチ入れても、熱くならない。
・わーっ!すぐお湯が沸く。
・揚げ物の温度が、設定できて、その温度をキープしてる。
自信をもって、お勧めできるようになったのです。

 関西、九州方面は、首都圏より普及が早かったのです。
 阪神淡路大震災で、インフラの中では、電気の普及が断然早いというのを、体験したからとも聞いています。
 首都圏では、急激に、キッチンまで電化になった時、電機の供給が不足するのでは?との心配があって、電力会社が、慎重になっていたと聞いてます。
 東京電力が、「オール電化」をうたい出した時から、活気付きました。
私も、実演する側になって、住宅相談会へ、IHセミナーへと、実演用の機器と共に移動しました。
 採用されたお施主様宅へ、説明に伺うと、親戚の方、ご近所の方も集まって来られたり、時に、ビデオをまわされたり、中学生の男の子が、面白がって、手伝ってくれたりなんて事もありました。

 そんなこんなして、IHの特徴を知ってもらう為に、一生懸命な時、こんな事が起きました!
「良い事ばかりの物が、あるわけない」
「売らんが為の誇大主張が、あるんじゃないか?」
 そんな風に思ったらしい、慎重派の検証があったのです。
そう!賢い主婦のバイブルともいえる、「暮らしの手帖」が実験紙上公開しました。

「炎がない!」と言うのに、
「鍋に入れた油が、燃えてしまいました。」・・・と、鍋から大きい炎が上がっています!!!
充分に危険性がありますと、いう様な記事でした。
 これ、冷静に考えたら当たり前の事なんです。
鍋が、チッカチカに熱く熱せられ、油の発火点370度以上になっていたら、そこに注いだ油が燃えて「炎」がでます。
 これは、熱源が、ガスコンロだろうと、炭火だろうと同じですよね。
ただ、誤解の元となった原因は、ガスなどの直火なら、そこまで鍋が熱いと、輻射熱があるから、調理人は、熱くて危険を感じ、油を、注いだりはしないだろうって事はあります。IHは、直接鍋だけに反応して、熱が伝わるしくみですから、調理人はさほど熱を感じないのです。

 これは、見方によっては、長所でもあります。クーラーをかけるような暑い季節に、調理してても、ガスのように、火を焚いているのと違い、空気まで熱くしないのですから、クーラーの邪魔をしません。
 「暮らしの手帖」にしては、偏った説明の記事だったのです。
 この記事の影響で、何人かのお客様が、IHを恐れた事を知りました。

 中身ではなく、知名度の低い物、知名度のない人は、知名度のある物、有名人には、その場では逆らえない事を象徴したような、出来事でした。
 何でも、知ってもらうまで、信用してもらうまでの道のりは、厳しいのですねー。

 




 
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