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東郷神社

「東郷神社」は日露戦争でバルチック艦隊を破った司令長官「東郷平八郎」さんを祀っている神社です。

愛知県に住む兄が病気になってから、私が毎年年頭にはお参りに行くようになった。
兄は、何かあるとここにお参りして助けてもらったというのである。
この神社は、困難に勝つというご利益があるようで、兄の名前と同じ漢字一文字の「勝」札を授けてもらい、護摩木に願いを書いてお願いしている。

仕事の後輩が命に関わる病に侵された時も、兄はお参りしたという。そしてこの方は快癒され、その後結婚もされ、仕事でも活躍されていらっしゃるという。
姪が妊娠中、母体も赤ちゃんも心配な状態にあった様で、一番近くに住んでいる私に、「行ってやって欲しい」と頼まれた時にこの辺りの経緯を知った。
無事に生まれたこの子は、スケートの真央ちゃん似の良い子に育っている。

だから、当の兄が病に倒れた事を知った時、きっとここに行って欲しいんだろうなと思い、お願いに出向いた。
それからもずっと兄の事をお願いしている。以前の仕事で通勤に原宿駅を経由してた時は、この近くを通る度、神社の方向に気持ちを向けて心の中で手を合わせていた。

なかなか大変な病気なので、奇跡が起きない限り快癒は難しいとは思うけど、その奇跡が起きて欲しいと願ってやまない。
いつも、自分の事より家族や周りの人の事を気遣い、心を配り、手を差し伸べてくれる誠実な人で、みんなを助けてくれた人だったから。
勉強が大好きで、努力家で、何を手がけても上手にこなし、職人さんが唸るほど器用に物を作り、絵も描き、書も書き、それを彫った物が書庫の入口に掛けてある。文化展などで入賞した事も数あるという。古文書を読み解き、碑文を傷めない様、直接墨を塗らない難度高い方法で拓本を採る事ができ、書や絵の表装も上手でセンスが良いらしく、書の師匠級の人達に頼まれるくらいの腕前だった。歌を詠み、茶道華道もたしなんでいて、骨董にも詳しく、それでいて技術系の実直なサラリーマンだった。
料理もプロ級。パートナーの義姉も良い人で料理上手だから、お邪魔しては何度もご馳走になった。
この中にありながら、故郷で一人畑仕事を続けていた母の手伝いに、兄妹の中で一番手伝いに通ってもいた。
一人で何役もこなしていた。
歳が離れているとはいえ、同じ親から生まれ出たはずなのに、妹の私とは雲泥の差。
(生まれ出てからの生きる姿勢が違っていたという事?)だから、この兄の前では自分を省みないわけにはいかない緊張感があって、背筋が伸びる思いだった。いつの頃からか、父より恐い存在になってたかもしれない。

若い頃から、定年になったら専念したい。大学に行って勉強を重ねたいとも言っていた。定年になるのを待ちかねていたのに、見込まれて頼まれて延長になった数ヶ月後に倒れてしまった。

こんな事がおこるなんて、なぜなの?どうしてなの?と何度心の中で叫んだことでしょう。
この人が、1年後再発し、自力では一歩も歩けないような重病になってしまったのだから、残念で辛くて口惜しくて。
義姉の協力と、持ち前の頑張りと努力の賜物のお蔭で、左手で私の利き手よりも上手に字が書けるようになり、自転車にまで乗れるようになって、大学で勉強を始めかけた矢先というのに!!!
一つづつ一つづつ積み上げたものを、乱暴にバラバラに修復不可能なほど、崩し壊されてしまったのです。
自分の利益の為に動いた人じゃないんだから、神様も助けて下さるのでは!!!と、恩返しもできておらず、それでも、今遠く離れた所に住む私ができる事といえば、ひたすら手を合わせ祈る事だけだから。

今兄が自分でできる事は、麻痺で不自由になった手で、押したいキーに辿り着くのに時間がかかりながらも、パソコンで歌を詠む事。
私にも時々メールをくれる。

あーせめて自分の足で、自力で1歩でも2歩でも歩けるくらいに回復して欲しい。
今、兄の命があるのは義姉がいてくれるからだけど、この人もどんなにか楽になれる事だろうと思う。

こんな思いが通じてほしいと願いながら、今年も参拝した。
そして、今年も兄の為に参拝できる事をありがたいと思いながら。

毎年、「明治神宮前駅」「原宿駅」側から、竹下通りを通って行くのだけれど、まず駅が大混雑。そう、「明治神宮」への参拝の人人人でいっぱい。反対方向の「東郷神社」への人は少ないけれど、こちらは竹下通りが、ひらひらキラキラの若者で大混雑。本当にこの先にそんな神聖な場所があるの?と初めは心配になってしまったくらい。

今年は「表参道駅」から歩いてみた。きっとこちら側が本入口のような。表参道も賑やかだけど、こちらの方が断然歩きやすかった。

私は明治神宮へ詣でた事がないので、境内の混雑振りは想像に止まるのだけれど、東郷神社は知る人ぞ知る神社なのか、三が日でも静かにゆったりお参りできて、私には嬉しい。
去年今年と徐々に参拝の人が増えている気がするのは、NHKが丁寧に撮っているドラマ「坂の上の雲」効果でしょうか。
東郷平八郎さんのお蔵も、ここに移設されています。
お墓は、「多磨霊園」にあることを知って、お参りに行った事もあります。
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