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トラックバックテーマ 第1221回「雨は好き?嫌い?」

今年の梅雨は、毎日のようにしとしと降るので、雨に似合う「紫陽花」はしっとりした風情を醸していて、本来の美しさを発揮してるように感じます。
「雨が好き!」とは言い切れないですが、雨降りの日が好きな頃もありました。

子供の頃、雨降りの日は縫い物をしている母が、家にいるのです!
商売が半分、畑が半分の暮らしだったから、天気が良いとあっちへこっちへ休む隙もなく忙しくしている母でした。でも、雨降りの日は、家の中で落ち着いて、家族の縫い物をするのです。
雨が降ると、そんな母の側にいられると思って嬉しかったのです。

日常の簡単な衣類、浴衣や寝巻きだけでなく、ふとんも、綿入れの半纏や、丹前(どてら)も手作りでした。
側にいて、糸束を両腕にかけて糸繰りをすると、母の手元の糸玉は、くるくると大きくまん丸になっていくのが小気味良くて、好きな手伝いでした。
糸通しもしました。何度も糸継ぎするのは面倒と思い、糸を長くしておくと、「下手の長糸」と言って、長すぎると絡まって縫いにくいことも教わったのは、こんな作業をしながらでした。
余り布で人形の服を作ってくれる事もありました。

今も母の手縫いの着物が箪笥にあります。
眠らせっぱなしでごめんねと思いながらも、あまり着る機会もない日常です。
カラフルな麻の葉のデザインのコタツ用のふとんも、母が元気な頃縫ってくれました。
綿を入れる時は、端っこを押さえたりする手伝いはしたけれど、私にはとても作ることはできません。
結婚した時の社宅用のカーテンは、手伝うから自分で縫うように言われて、そのつもりになったものの、所詮器用にできてない私を見かねて、やっぱり大筋作ってもらったものでした。

今、私の孫が着ている浴衣は、母が自分の孫の為に縫ってくれた物を、身長に合わせて私が縫い上げだけし直して、今だ着せることが出来てます。
母は何でも自分で縫っていたから、縫っていた時の姿も思い出し、感慨深い形見になっているのです。

雨が降ると、こんな事やら思い出して懐かしく、時々「好き!」と思うのです。
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