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不具合の指摘

 訪問時キッチン部分のチェックを致します。が、繋がっているので、躯体(建物)側の不具合を見つける事も多々あります。こんな時の伝え方が難しいのです。

 <実例1>
 ガステーブルの下にオーブンレンジが組み込んであるキッチンでした。
当然、下のカバーを開けて(この開け方分らず、開かずの扉になってしまう事もあるのです)元栓と、電源の確認を致します。
 昨年12月訪問宅のことです。工務店は、大手M社リフォーム部隊。
 このお宅のキッチンが、窓側に立って作業する対面タイプ。明るくて、カバーを開けたら奥までしっかり見えたのです。壁をくり抜いてガス管を通してあるのですが、その回りの穴が大きくて、いびつでデコボコしていて、隙間が目立つのです。大きめに開ける事は良くある様ですから、隙間を塞ぐ部材があるはずなのです。ところが、その手当てがしてないのです。
 当然奥様は気にされます。
「穴を塞ぐ為のシールのような物があるはずなので、工務店様に言って手当てしてもらうと良いですよ」と伝えたのです。
 
 後日、依頼元の代理店様を通して、「説明の人が余計な事を言った為、迷惑していると、M工務店様から苦情がきているが、何があったのか説明して欲しい」と電話があり、状況を話したのですが、「現場を知っているあなたから、工務店様の○○様宛て電話して欲しい」というので、連絡すると、怒っていらっしゃる。
 理由は、「穴塞ぎの部材もないし、常に、見えないところなので、塞ぐ手直しは必要ないからしないものだ」とおっしゃる。
「そんなバカな事!見えるところならするのであったら、そういう物はあるはずですよね!?それで塞いで上げて下さい」と、お願いしたのです。お施主様をお助けしたとは思うのですが、工務店様の手抜きを指摘したことになったらしく、散々な言い方をされて気分が悪かったのです。
 どう説明しようと、私でなく、工事の仕上げが悪いのですから、八つ当たり以外のなにものでもないのですが、こういう事が時々あるのです。

 <実例2>
 電気釜、湯沸しポットなど置いたまま使えて、ご飯の炊き上げ、よそったりする時はその置き台がスライドする、家電収納用キャビネットがあるのですが、この上はカウンターになっていて、電子レンジなど置いて使うのに、丁度いい具合なのです。ですから、壁にそれ用の「アース付きコンセント」の取り付けを、建物工事側でしてほしいのです。
 収納キャビネット奥には、コンセント口があるのですが、これは、中で使う電気製品用なので、壁には別につけないと、せっかくのカウンター上が、ただ物置くだけの棚となってしまいます。すっきり収めたい為のキャビネットなのに、上からコードをたらして中に繋ぐのでは見た目も悪いし、レンジ対応ではないのでアース付きではありません。
 ほとんどのお施主様は、ここでレンジを使おうと思っていらっしゃいます。が、このコンセントの設置がないことがあります。けっこう遭遇する失敗なので、すぐに目が行きますし、お客様からも、どこのコンセントを使えば良いでしょう?と問われます。
 
 設計士の方同席の説明会でした。
(アー無いよ。どう説明しようか?)と思っていると、案の定、お客様から
「ここで電子レンジ使いたいのですが、コンセントはどこにあるのですか?」と尋ねられました。
当然、壁はクロスも貼られきれいに仕上がっています。
「キャビネットの中にコンセントはありますが、上で使う物用ではないので、すっきり使うにはここに一つコンセントがあると良かったですね」と答えました。
 帰り際、設計士さんが付いてこられ、「私の落ち度と思われる様な事、言わないで下さい」と、眉吊り上げて言われました。
(どう言ったら良いって言うネン・・・フォローしきれません)

 システムキッチンは、ただ床に置くだけで使える物でなく、キャビネットは壁にビス留めし、シンクの排水口は、外からきてる配水管に繋ぎ、食器洗い機、水道カランは、給水管や給湯管に、水道屋さんに繋ぎ工事をしてもらい、ガス器具はガス屋さんにつないでもらい、電気製品は電気設備屋さんに、配線してもらわないとなりたたないのです。
 建物全体を管理するのが設計部門なのだと思うのです。

 「誰が悪い」「どの設備屋さんが悪い」と限定した言い方はしないようにしてるのですが、本当は、どの部門の責任区分かははっきりしています。みんな自分のところの責任にしたくないのです。
 不具合が、他部門に及ぶ時の説明が非常に難しいのです。やんわりと、気遣って言ったとしても、不具合を見つけた私が非難の対象になり、厭味や八つ当たりの標的になるのです。
 
 お施主様が見つけたり、気付いた事にして、工事の工務店に言ってもらうのが良いのです。お客様にとって明らかなる不利益が気の毒で、手直ししてもらう方法の伝え方を案内する事もあるのですが、「説明の人が言ってたから」と言ってしまうんでしょうねぇ。謂われない文句を言われてしまう事がありました。
 もう、教えない・・・なんてことはできない性分ですから。

 この仕事、机上でやりとりしてるだけの人にはわからないかもしれないけれど、結構難しく厄介で奥が深いのです。
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テーマ : 思ったこと・感じたこと - ジャンル : 日記

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